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「小1プロブレム」を克服するために必要なものは何だと思いますか。 |
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@授業に関わって |
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内容を減らし、ゆっくり教えられるよう。(1学期はひらがなのみ) |
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体験活動や作業中心の実践が必要。エネルギーを発散できるようなもの。 |
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具体物を使う。飽きさせない活動を取り入れる。 |
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・ |
1時間(45分授業)の弾力的な運用。 |
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就学前でされているような遊びの中で学習する。 |
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時間の確保ができれば、くぐらせ期の実践をした方がいい。 |
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・ |
子どもたちが自分の思いを十分に出し、友だちとつながり合える授業。 |
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子どもが満足できる身体活動。 |
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・ |
学習の基本的なやり方やこまめな学習訓練を身につけさせたい。 |
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楽しくわかる授業の工夫。 |
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A集団づくり・なかまづくりに関わって |
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班活動、ふれあい活動の実施回数を多くする。 |
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一人ひとりの子どもを知り認める。温かく肯定的な学級の雰囲気。 |
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Bその他の教育内容 |
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ゆとり(遊びや学習も)を持って関わることのできる時間の確保。 |
3 |
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幼・保・小連携の中で、共通理解を持って教育内容を決め、進めていく。 |
3 |
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異年齢交流。園と合同の行事。 |
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子どもとの信頼関係づくり。 |
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LDやADHDの児童の支援体制・教育プログラムを用意する。 |
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わからない。 |
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学力の保証・・・個別指導や能力別学習。 |
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学習のきまり等をきちんとする。 |
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軽度発達障害についての理解。 |
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○ |
45分の一斉指導だけでは無理がある。特に一年生の一学期は、保幼と小の段差のない取り組みを具体的にやっていく必要がある。 |
○ |
「体験活動」「遊びの中で学ぶ」「活動・作業中心の実践」等、従来から現場で取り組まれて来てはいるものの、
小一プロブレムの克服をその目的として据える時、就学前教育からのなだらかに「そだち」をつなぐための具体的な保育・教育内容として、
積極的に取り組むべき内容である。 |
● |
小1プロブレムの克服を 「LD」や「ADHD」の児童の支援体制や「能力別学習」などに求める考えは問題である。 |
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C条件整備 |
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TT、少人数加配、学習補助、二人(複数)で教える。指導体制。 |
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・ |
1学級20人以下にする。 |
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個別指導、教材研究・準備、子どもと一緒に遊ぶ・語り合える時間の確保。 |
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・ |
入学からしばらくは、床の上で授業をする。 |
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・ |
ノーチャイムにするなど、園のやり方から少しずつ慣らしていく。 |
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・ |
職員の協力体制。職員全体で関わる。何かあれば相談できる体制。 |
3 |
・ |
園に行き子どもたちの様子を知ること。ハードルの高さがわかる。 |
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・ |
基礎基本を徹底させるための時間確保。 |
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・ |
専門機関への相談体制。 |
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○ |
形は様々であるが、人的条件整備の要求が多い。教材研究や学級経営の工夫をする時間、
園との連携やゆとりを持って子どもと関わる時間の余裕が欲しいと言うことではないか。 |
○ |
子ども自身に関わっては、小学校に慣れさせる工夫と時間(ゆとり)も必要。 |
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Dその他 |
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家庭との連携・・・ |
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家庭でのくらしをひきずって来る子が多い。親の思い、子どものくらし等つかみながら共に育てていかなければ変わらない。 |
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幼保小の連携・・・ |
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連絡を密にし、交流などを通して、互いの問題点を明らかにし、在園中から受け入れ準備ができているようにする。合同の研修。 |
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・ |
課題の子への教師集団の共通認識。相談にのってくれる人の存在。 |
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・ |
保護者への啓発、意識付け・・・ |
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子どもが人の話を聞けるように躾をしておく。わがまま、勝手、人に迷惑をかけることを許さない保護者の姿勢。
子育てへの自覚、学校でできること、できないことがあることを伝える。 |
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○ |
家庭との連携の前提として、親の思い、子どものくらしに寄り添った信頼関係づくりは欠かせない。 |
○ |
幼保小の連携は、小学校からの視点だけではなく、就学前から学校を見る視点も必要だと思う。 |
● |
学校の中だけでは子どもの姿は捉えきれないと、連携の必要性を感じてはいるが、
家庭・保護者の躾・姿勢のせいにする考え方は克服しなければならない。 |
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(4) |
小1・2年生に限らず、子どもに関わって気になることがあればお書きください。 |
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聞く力の低下・指示が通らない・コミュニケーション能力不足 |
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自尊感情が低い。 |
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できないこと、したことのないことに対して、不安がり「したくない」「できない」「できなくてもいい」と、
その場から逃げようとする。 |
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基本的生活習慣の低下。以前身についていたものが、身についていない。 |
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がまんする力の低下。 |
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くらしのサポートが必要な保護者の増加。家庭の教育力の低下。 |
4 |
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特別支援を必要とする子どもの増加(学習障害やADHD等解明されてきたからかもしれないが) |
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○ |
聞いたり話したりといった、コミュニケーション・自己表現の苦手な子どもが増えてきており、人間関係がうまく結べない。 |
○ |
子どもたちを取りまく状況をよりよい方向へ向かわせる上で、学校と園・保護者との連携はなお重要である。
アンケートの回答の多数がこのことを指摘している。また、家庭の教育力の低下をいう意見もあるが、そうである状況をふまえ、学校に何ができるのかということを
考えていかねばならない局面にあるという現状認識が必要ではないか。 |
● |
いわゆる「発達障害」のせいにしていることは、私たちの課題である。 |
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(5) |
「くぐらせ期」ということばを知っていますか。 |
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(6) |
「くぐらせ期」の実践を知っていますか。 |
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